雄大な風景の中を。都市の生活の中を。
やってきて、そして、走り去る。
静と動。鉄道がある風景。それはきっと、あなたの物語です。
雄大な北海道の風景の中を。そして、都市の生活の中を。列車はやってきて、そして走り去る。
レールのあるところ、人間がいる。レールのあるところ、必ずどこかへとつながっている。
鉄道がある光景。そこには、物語があります。
衣斐 隆(えび・たかし)は大学時代を札幌で過ごし(北海学園大学二部写真部)、11年前に廃止された深名線を丹念に撮り続けるなど活発な写真活動を行いました。横浜に暮らす今も、北海道や東北の鉄道と、そこに暮らす人々の光景を撮り続けています。
ウリュウ ユウキは20歳のとき、鉄道で行ける46の都道府県をすべて訪れる旅をしました。2003年から札幌に在住し、写真作家として、人間の抱く想いとしての"旅"をテーマにした作品を作り続け、多数の個展やグループ展などで発表しています。
走り去る躍動感や息づかいが画面から伝わる衣斐の作品を『動』とするならば、旅のふとした光景、都市生活のツールとしての鉄道を切り取ったウリュウの作品は『静』と言えるでしょう。
写真を、旅を、そして北海道を愛する30代の2人が作る『Railway Story』を、ぜひお楽しみください。
*このページで掲載している写真は、カラー…衣斐の、モノクロ…ウリュウの作品です。無断転載・二次利用を禁じます。
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